FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Corner Pocket A-count basie & His Orchestra


夏になっていく。


今頃の季節が好きだなー


梅雨のちょっと前。


夏至までの間。


それをすぎると1年が折り返した感があるんだけど、


どんどん日暮れの時間が遅くなっていくと、


なんとなく得した気分になっていく。


corner pocket



少し前に 西宮のコーナーポケット

川本睦子さんのライブに行ってきた。

コーナーポケットは9月4日に閉店してしまいます。

彼女のJAZZシンガーとしての原点が

この西宮のコーナーポケットということで、

楽しみなライブでした。


「今日で最後で、

たぶん、もうここでもう歌う事もない」

とライブ中に言っていました。

彼女にとって、たくさん歌ってきた

この小さな場所が、

アマチュアからプロになる過程であったため、

なくなったマスターや、ka-chanに向けて

歌っているような、

そんな想いを感じました。


変拍子のアレンジや、

ドラムとのDUOではじまった、早いアレンジの

「I Can't Give You Anything But Love」 なんかは

おそらく昔は、歌いこなせなかったんではないかなー。



休憩を含め2時間たっぷりと

ミディアム~バラード中心の

彼女の好きな選曲であったと思います。

アンコールは「コーナーポケット」でした。



ところで、このコーナーポケットという曲。

ベイシーオーケストで

ギターのフレディグリーンの作曲というのは

周知の事実ですよね。




ベイシーのオリジナルのレコード(CD)で聞こうと思えば、

「April in Paris」か

「Basie in London」になります。

「April in Paris」のほうは 

'55.7,  '56.1 録音の集大成みたいな感じ。

「Basie in London」のほうは、コンサートの実況録音です。

in paris

エイプリル・イン・パリ



you tubeにベイシーのコーナーポケットの音質のよいのがありました。

ベイシーとフレディーグリーンがちょこっとでてきますよ。



レコードだとも少しはっきりと聞こえるのが、

ベイシーのピアノ。

「ワンノートスタイル」と呼ばれるシンプルな演奏方法。

「節約奏法」とも揶揄され、

音楽的に必要な場所だけピアノを「叩く」スタイルが、

ピアノがあまりうまくないという風評にもなりました。

でも、このちょこっと叩く音が、

スイングさせるスイッチの役割なんです。


Basie in London このレコード(CD)での演奏が

もっとスイングしています。


In London


ベイシー・イン・ロンドン+4



アメリカで大成功をおさめていたベイシーは、

56年にヨーロッパ各地での

演奏旅行に向かいます。



ベイシーはヨーロッパに行くのがとても楽しみ!

演奏もそうなんだけれど

どれだけ、ロンドンっ子やパリっ娘を

喜ばしてやろうかと思っていました。



期待していたとおり、大評判になり、

ロンドンでの公演も大成功をおさめます。

ベイシーは大満足!

それで、このヨーロッパ演奏の音源を

レコード化しようという話になり、

「Basie in London」のほうを実況盤(今でいうライブ盤ですね)
 
「April in Paris」を各地でのヨーロッパ公演のベスト盤

ということでレコード化します。


ところが、ジャケット撮りをしていませんでした。

で、ベイシーはジャケット写真を撮るために、

わざわざロンドンまで小旅行をしたという

熱の入れようだったそうです。


実をいうと、「Basie in London」の実況盤はロンドンではありません。

ジャケット裏解説はスエーデンのストックホルムでの録音に

なっています。

有名なイエプセン氏のディスコグラフィーによると、

スエーデン南西部のGotheburg(ゴーセンバーグ)での録音だそうです。


この2枚の実況盤がなぜ大傑作かといわれると、

やっぱり演奏されている曲目や、編曲を

部外者ではなく自分達(楽団員)の手でしたところ。

また、ジャズファンの多いヨーロッパ公演ということで

楽団員が乗りにのってリラックスしたのが

要因といわれています。

ダイナミックにスイングするアンサンブルいうのは

ほんとに心が躍るというか、

生で聴くと鳥肌たちますよね!きっと。



ちなみにコーナーポケットという曲、

デューク・エリントン楽団と

合同演奏されたことがあり(どんだけ豪華なんだー!)

その時につけられた曲名は

Until I Met You(あなたに逢うまで)だったそうです。

いやー、なんともエリントンらしい曲名ですよね。



オールド・ベイシーと言われる初期の黄金時代。

専属歌手には、あのビリー・ホリディがいました。

そのビリーホリディが歌い、

恋人のレスターヤングがサックスを吹いている

I can't get started (言い出しかねて)が

あるそうなのですが、残念ながら、

正規音源化されていません。
(でも、村上春樹氏はなんとその海賊版をもっているそうです!!!)


ピアノはテディウィルソンですが、こんな感じです。





村上春樹氏によると、


カウント・ベイシーを聞くには哲学があり、


それは、


「できるだけ大きな音で聴く」


という行為だそうです。


そして風圧を体感するのだそうです。


でも、物理的にカウント・ベイシー楽団より


大きな音を出すビッグバンドは他にもあり、


カウント・ベイシー楽団の本当の優れた部分は、


音の小ささにあるそうです。



「静が動に転じて、



ブラスが躊躇なく



無反省に咆哮するときに



落差のダイナミズムに



思わずひっくり返ってしまう」


と記しています。




「Basie in Londonは



身体に悪いくらいスイングして



ビール片手に



ソファに沈み込めば、



この世は天国!」





わかるなー



この感じ。



コーナーポケットにいけば、



骨の髄まで



沁み込む感じがするもの!








人気ブログランキングへ




コメントの投稿

非公開コメント

No title

私は、4ビートが好きですからこの店が以前からお気に入りでした。
マスターの選曲も良かったのですが、私はコンボが好きだったので奥さんの選曲が大好きでした。
スイングジャーナルが道場破りに来たときも私は駆けつけましたが、みんな来ていました。特に驚いたのが、近くのフィユージョン喫茶のマスターまで来ていたことです。
またその後パラゴン勇退というマスターの言葉が落書き帳に公表されたことがびっくりしましたが、そうならなかったので良かったです。
私の必ず座る席は、最初の頃は、ピアノと柱の間の席でした。本立ての近くでもあり、スイングジャーナルがすぐ手にとれて、パラゴンにも近くて独立感があり、とっても良かったです。
その何年か後に座る席は、レコードラックの下の席になりました、左右の音の広がりがダイナミックで、今何の曲がかかっているのかが、上に掛けられたレコードジャケットで確認できるのが良かったです。
パラゴンの高さは、少し高めでした、あのパラゴンの高さは、マスターが聞くための高さに設定されているんだなーと前から思っていました。
やはりこの店では、マスターが一番よく音楽を聴いていたんだなーと思います。
私がこの店で得たものは果てしなく多く、一言では言えませんが、本当にジャズの勉強がしっかり出来ました。そのとき得た音楽感覚が今も大変役に立っています。
Keep Count ! デュオよコーナーポケットよ永遠なれ☆☆☆

Re: No title

RE:ツーファイブさん。

DUOの時代に、僕は大学生で天王寺のJAZZ喫茶に入り浸っておりました。
通学経路であったため、神戸のほうまでなかなか足が伸ばせませんでした。
ここ数年、西宮に縁があって、コーナーポケットを知ることになりました。
パラゴンの音は素晴らしいですね。
熟成されたまろやかな音がします。
もっと早くに来るべきだったなと、思っています。
ほんとにあの音はもう聞けなくなると思うとさみしいですね。
個人的には、西宮の文化遺産ぐらいの価値があると
思っていますーw

MOONBEAMSへようこそ!

ukulele727

Author:ukulele727
NO MUSIC 、NO LIFE
趣味の音楽に関係することを綴っていきます。

アクセスカウンター
ランキング参加中
気になる順位をチェック 人気ブログランキングへ
リンク
最新記事
カテゴリ
私も買ってます。。
バックナンバー
カレンダー
08 | 2018/09 | 10
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
MY WISH LIST
STARBACKS COFFE
人気ブログランキング
    
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
お役立ち情報!
お買い得情報
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。